青いバラ
2008-02-02


サントリーのホームページに「青いバラ」を来年から発売するという記事が掲載されていた。(2月1日付ニュースリリース)バラには、もともと青色色素がないことから「不可能の代名詞」と言われていた青いバラを、1990年の開発着手から14年。バイオテクノロジーを駆使して、2004年に世界で始めて開発に成功した物。
禺画像]写真はサントリーホームページより
開発したからと言ってすぐ発売という訳にはいかない。
所轄官庁である農林水産省・環境省から、「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物多様性の確保に関する法律」(カルタヘナ法)に基づく第一種使用規定(切り花の用に供するための使用、栽培、保管、運搬及び廃棄並びにこれらに付随する行為)の承認を得なくてはいけなかったのだ。
2008年1月31日付で承認を得たので、生産・販売体制を整え、2009年から発売する予定だという。ちなみに、この長ったらしい名前の法律「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物多様性の確保に関する法律」(カルタヘナ法)は、遺伝子組み換え生物等の取扱いの規制に関する国際的条約「カルタヘナ議定書」の国内での実施に必要な取り扱いを定めた法律のことで、2004年2月19日から施行されている。
そう、サントリーが青いバラの開発に成功した年なんです。サントリーでは、青いバラ開発途中の副産物として、1997年に日本で初めて青いカーネーション「ムーンダスト」の販売を始めている。
色は青紫色といった感じ。2004年11月には「青いバラ」とともに“グッドデザイン金賞”を受賞している。この「青いバラ」、「花弁にほぼ100%青色色素を含む」という条件を満たしている。
だが、私にはどう見ても薄紫のバラにしか見えない。
昔、TVドラマ版「ガラスの仮面」で田辺誠一が演じていた速水真澄「紫のバラの人」には結構ハマッたものだ。
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