日本の紙幣の原材料 ミツマタ(三椏)
2015-03-28


国営昭和記念公園に咲いているミツマタ(三椏)です。
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春の訪れを告げるように、淡い黄色い花をいっぱい咲かせています。
ミツマタは、その枝が三つに分岐し、その先の枝もその先も三つに分岐するという特徴があるため、三叉=ミツマタという名が付きました。
漢字で書くと三椏ですが、三又、三枝とも書くそうです。さえぐさ(三枝)さんという姓の語源でもあります。ただ、三枝はさきぐさ・さいぐさと読み、茎が三つに分かれている植物(フクジュソウ・ジンチョウゲ・ミツマタ・ヤマユリ・ミツバゼリなど)全体をそう呼ぶことがあります。
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ミツマタは古来和紙の原料として利用されてきました。
日本のお札、正式には日本銀行券といいますが、この原材料にもミツマタが使われています。
独立行政法人国立印刷局(旧財務省印刷局)によると、
「みつまたは繊維が軟らかく加工が容易で、緻密な図柄を鮮明に印刷できます。また、偽造を防ぐ精巧なすかしを施しやすく、さらに、滑らかで品位ある風合いをもち、耐久性にもすぐれています。」(原文のまま)とあります。

財布の中のお札がミツマタのように三叉、三叉、三叉・・・と無限連鎖講(ネズミ講)の如く増えていってくれればいいのですが・・・・・ (^^ゞ
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