大英博物館展
2015-05-21


東京都美術館で開催されている「大英博物館展」に行ってきました。
禺画像]
下の写真は「大英博物館展」のパンフレットです。
禺画像]
平日だというのに、会場内はかなりの混雑です。
会場入り口には記念写真が撮れるフォトスポットも用意されていますが、あまり利用する人はいません。 というより、早く入場する事に集中してしまって気付かない人が多いようです。
禺画像]
日本の展覧会は、外国の美術館と違って基本的に場内撮影禁止が多いのですが、最近はこのような撮影スポットを用意する展覧会が増えてきました。
知人などに話しをする時にスマホなどで撮った写真を見せられるので、とても良い事だと思います。

この展覧会の副題は「100のモノが語る世界の歴史」。
大英博物館の700万点を超える収蔵品から選び出した100作品を通じて、200万年前から現代に至る人類の創造の歴史を読み解こうとする試みだそうです。

展示は第1章から第8章まで、時代別に8つの構成で整理され、
プロローグ
第1章 創造の芽生え
第2章 都市の誕生
第3章 古代帝国の出現
第4章 儀式と信仰
第5章 広がる世界
第6章 技術と芸術の革新
第7章 大航海時代と新たな出会い
第8章 工業化と大量生産が変えた世界
エピローグ
となっています。

解説文も通常の説明に加え、時間のある人の為に下段にはさらに詳しい解説を加えるという、分かりやすい内容になっています。
難解な古代の資料や作品を、歴史に沿った展示と理解しやすい解説や写真入りの年表で誰にでも分かりやすく楽しい展示になっています。
展示物に興味を惹かせるタイトルも、かなり工夫されたものだと感心しました。

展示はプロローグの「古代エジプトの棺」に始まり、
001 「大英博物館最古のモノ(オルドヴァイ渓谷の礫石器)」
013 「大英博物館の有名な謎の《箱》(ウルのスタンダード)」
055 「夫婦合わせて《完全なる存在》(シヴァ神とパールヴァティ神像)」
062 「映画でも有名なこの駒のルーツは?(ルイス島のチェス駒)」
073 「17世紀のクールジャパン(柿右衛門の象)」
083 「ダーウィンと世界一周した航海時計(ビーグル号のクロノメーター)」
100 「すべての人に光を(ソーラーランプと充電器)」
等々、100点の「モノ」の展示で終わります。
いえ、終わりません。各会場が選ぶ101点目が展示され、「あなたが選ぶ101点目」を問いかけてきます。

続きを読む

[美術館/展覧会/公演]
[今日のつぶやき]

コメント(全0件)
コメントをする


記事を書く
powered by ASAHIネット