立川にある
国営昭和記念公園の日本庭園にある池には、この季節からいろいろな種類のトンボが飛来します。
秋をイメージさせる真っ赤なトンボが飛んでいます。
赤とんぼを代表するのはアキアカネですが、アキアカネは夏は高地に移動して成熟するので、秋になるまで平地で見かけることはありません。
アキアカネとよく似たナツアカネは平地でも夏に見られますが、ナツアカネは足が黒いのに対して、このトンボは足も赤い色をしているので「ショウジョウトンボ(猩々蜻蛉)」だと思われます(写真では足が陰になるので黒っぽく見えますが)。
ショウジョウトンボの雌は茶色い色なので、これは雄です。
ショウジョウトンボの雄は縄張り意識が強く、縄張りの縁に沿って哨戒飛行を繰り返すようです。
また同じ場所に戻ってくるので、私のような素人でも比較的撮影のしやすいトンボです。
同じように縄張り意識の強い「コシアキトンボ(腰空蜻蛉)」の雄がバトルを仕掛けてきました。
コシアキトンボは全身が黒色で、腹部の白い部分が空いているように見えるためにこの名が付けられました。
全体が真っ黒なので、白いビニールテープを巻いたような腹部が非常に目立ちます。
飛翔時間が長く、時々ホバリングをしたりしますがどこかに留まったりする事は少なく、せわしない動きをするトンボです。
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