横浜・港の見える丘公園の敷地内に建っている、横浜市指定有形文化財の横浜市イギリス館(旧英国総領事公邸)です。
1937年(昭和12年)に英国総領事公邸として現在の地に建てられた建物で、簡潔でモダンな形と伝統ある重厚な美しさに英国調の風格が漂います。
玄関横には王冠入りの銘板があり、王冠の下には「GR」と「IV(ローマ数字の6)」との合わせ文字、さらにその下に「1937」の文字が刻まれています。英国国王ジョージ六世(George VI)時代の1937年に英国総領事公邸として建てられたことを今に伝えています。
メールボックスも重厚さの中にも、バラが描かれたかわいらしさを併せ持ったものになっています。
イギリス館はローズガーデンに周りを囲まれるように建っていて、季節になるとたくさんのバラが咲き誇ります。(下の写真は5月に撮影したものです)
1990年(平成2年)に横浜市指定有形文化財に指定されました。
1階ホールです。右には暖炉があり、正面にはグランドピアノが置かれています。
台所です。
2階には寝室や化粧室が配置され、広い窓から庭や港方向を眺望できます。
階段踊り場の窓もモダンな造りで、たくさんの外光を取り込んでいます。
現在、1階ホールはコンサー等に、2階集会室は会議等に利用されています。
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