北限のニホンザル
2018-06-28


上野動物園では、青森県下北半島のニホンザルを飼育しています。
この猿は「北限のサル」として知られ、国の天然記念物にも指定されています。
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「北限のサル」はニホンザルの亜種のホンドザルで、サルとしては世界で最も緯度の高い地域に生息しているという貴重なサルですが、地元で数が増えすぎ農業被害が深刻化しました。
農業被害を軽減しようと、地元では県の保護管理計画に基づいて捕獲を進めていたところ、2009年に上野動物園から引き取りの申し出があったということです。
上野動物園には1931(昭和6)年建造の「日本最初のサル山」があり、数種類のサルを飼育していましたが雑種化してしまうため、「ニホンザルの固有亜種の保存」という目的もあって段階的にすべてのサルを「北限のサル」に入れ替えました。


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