映画「スターウォーズ」に登場するアンチヒーロー「ダース・ベイダー(Darth Vader)」に似ていると話題になった「アリストロキア・サルバドレンシス(Aristolochia salvadorensis)」が、
都立神代植物公園の大温室で咲いていました。
「アリストロキア・サルバドレンシス」は、エルサルバドルなど中央アメリカ原産の、ウマノスズクサ(馬の鈴草)科ウマノスズクサ属(Aristolochia)の非耐寒性常緑小低木です。
サルバドレンシスの名は原産地のエルサルバドルが由来となっています。
花弁はなく、花弁のように見えるのは3枚の萼片(花の上部左右に2枚、下部に1枚)が合着してできた萼筒(がくとう)です。
ウマノスズクサ属(学名:Aristolochia)の植物に含まれるアリストロキア酸 (Aristolochic acid) は、腎機能障害を起こさせる腎毒性や、発癌(がん)性もあるといわれます。
「アリストロキア・サルバドレンシス」も、植物界のアンチヒーローかもしれません。
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