くじらのお宿 一乃谷
2019-11-20


東京都渋谷区の恵比寿では、鯨肉文化の継承と普及を目的として、恵比寿周辺の人気飲食店が鯨のオリジナルメニューを開発・提供するフードフェスタ「第7回恵比寿鯨祭(えびすげいさい)2019」を12月2日(月)まで開催しています。

日本が31年ぶりに商業捕鯨を再開し、その賛否も含めて鯨への関心は高まりつつあります。
昔は子供たちの栄養補給のために、学校給食ではクジラの竜田揚げなど、他の肉より安い鯨肉が多く使われました。
高たんぱく、低脂肪、低カロリー、低コレステロールで、庶民の栄養補給源として広く普及していたのですが、今では高級食材の珍味になってしまっており、美味しい鯨料理を提供できる店も少なくなっています。

そんな中、11月9日付朝日新聞の記事の中で作家の楡周平さんが「鯨の本当の美味さ」を味わえる店として紹介していた、神田にある「くじらのお宿 一之谷」へ行ってみました。

昔々、はるか昔に食べた「尾の身」がとても美味しくて忘れられなく、いろいろな店で食べてきましたが、「なんか違うな〜」という印象ばかりでした。
今回の目的は「尾の身」ですが、はじめて行った店なので「おまかせコース」にしてみました。
コースは4,000円(税別)からありますが、「尾の身」が入った6,000円のコースにしました。

お通しの「鯨の赤身 カルパッチョ風」です。テーブルチャージとして別途700円(税別)を取られます。
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「鯨のステーキ」です。 以下の写真は全て2人前です。
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お店のイメージとしては「居酒屋さん」ですが、フランス料理みたいでおしゃれです。でも、なんだかお好み焼きのトッピングみたい。

「くじら刺身盛り合わせ」です。
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赤身、さえずり、小腸、ベーコン、鹿の子など9種類が乗っています。尾の身は別に出してくれるということです。尾の身を単品で頼むと5切れで3,000円です。かなり高価です。

「尾の身」です。
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サービスで6切れにしてくれましたが、早く食べたい一心で写真を撮るのを忘れてしまいました。残り2切れになった時に思い出して写真を撮りました。
味は「美味しい!!」おろしニンニクを少し付けて醤油でいただきます。
口の中で脂肪がとろけます。ニンニクと肉の味が一緒になった時に、甘みがジワ〜〜と広がってきます。正にこれが、昔食べた「鯨の尾の身」の味です。
「いや〜、生きててよかった!」

昔懐かしい「鯨の竜田揚げ」です。
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