ゴッホ「ひまわり」所蔵「SOMPO美術館」開館!
2020-07-10


5月23日に開館予定だった「SOMPO美術館」が、コロナ禍による開館延期を経て、今日7月10日にやっと開館の運びとなりました。
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「SOMPO美術館」は、東郷青児から自作156点と東郷が収集した国内外の作品約200点の寄贈を受けた安田火災が財団法人安田火災美術財団を設立し、1976年7月に新宿西口にある安田火災海上本社ビル(現・損保ジャパン本社ビル)42階に「東郷青児美術館」として開設したのが始まりです。
「東郷青児美術館」はその後、会社の経営統合などと共に「安田火災東郷青児美術館」、「損保ジャパン東郷青児美術館」、「東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館」、と改名を繰り返してきましたが、2020年4月1日から「SOMPO美術館」という名称になっています。
以前に比べてすっきりした名称で、親しみやすくなりました。

損保ジャパン本社ビル42階の施設では所蔵作品の常設展示や管理が手狭になったことから2020年3月1日で42階施設での展示を終了し、同ビル敷地内に新たに建設した地上6階・地下1階の美術館施設が「SOMPO美術館」という新名称と共に5月に開館する予定でしたが、コロナ禍のため今日まで延期されていました。
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新しい美術館は1、2階がカフェやミュージアムショップ、エントランスホールで、3〜5階が展示スペース、6階が事務所および応接室という構成になっています。
入館受付が終わるとまずエレベーターで5階まで上がり、そこから4階〜3階と下りてきて、2階のミュージアムショップやカフェに立ち寄るという形になります。
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当初予定していた「開館記念展U 秘蔵の東郷青児」の開催を中止し、「開館記念展T 珠玉のコレクション」の名称を、開館記念展「珠玉のコレクション−いのちの輝き・つくる喜び」に改めて、今日から開催されています。
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本展では、同館のコレクション約630点の中でもとくに際立つ優品を集め、同館開館のきっかけとなった東郷青児の作品はもちろん、ゴーギャンやセザンヌ、ユトリロ、ルノワール、ゴッホをはじめ、日本画壇の重鎮である東山魁夷や平山郁夫など、珠玉の名品が公開されています。
さらに、同館が2012年度から行っている新進作家顕彰事業「FACE」のグランプリおよび優秀賞の受賞作家も紹介されています。
日本画、山口華楊(かよう)の大作《葉桜》は修復の後約10年ぶりの公開となるほか、ルノワールの《浴女》は、表面の古いニスを除去する保存修復作業により、本来の明るい色彩を取り戻した姿で展示されています。

展覧会は
第1章:「四季折々の自然」
第2章:「『FACE』グランプリの作家たち」
第3章:「東郷青児」
第4章:「風景と人の営み」
第5章:「人物を描く」
第6章:「静物画─花と果物」
の6章で構成されています。


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