イギリスのロンドンに本拠地を置き世界37ヶ国のバラ会が加盟する、世界バラ会連合(World Federation of Rose Societies)が、3年に一度「世界バラ会議」という世界大会を開催しています。
1971年にニュージーランドで第1回大会が開催され、これまで第18回大会(デンマーク・コペンハーゲン)までが開催されています。
次回第19回大会は2022年10月にオーストラリアのアデレードで、20回大会は2025年5月に日本の
福山市(広島県)で開催される予定です。
第19回大会は今年(2021年)10月に開催される予定でしたが、コロナ禍の為19回と20回の開催がそれぞれ延期されました。
世界バラ会議では、1976年の第3回大会(イギリス・オックスフォード)から、毎回1品種を「栄誉の殿堂入りのバラ」として選んでいます。 (2006年の第14回大阪大会では2品種が選ばれました)
本ブログでは、「栄誉の殿堂」入りをしたバラを、第3回大会で最初の殿堂入りをした「ピース」から、順に紹介しています。
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今回は、第12回大会(2000年、アメリカ合衆国・ヒューストン)で選ばれた、イングリッド・バーグマン(Ingrid Bergman)」です。
イングリッド・バーグマン(Ingrid Bergman) 作出年:1984年 作出国:デンマーク(ポールセン Poulesen) 系統:ハイブリッド ティー (HT: Hybrid Tea)
ふっくらと端正な花容を持つ、輝くような真紅の花色が美しい薔薇です。
イングリッド・バーグマンといえば、映画をあまり見ない私でも知っている往年の名女優です。
スウェーデン出身の女優で、『カサブランカ』、『誰が為に鐘は鳴る』、 『ガス燈』、 『ジャンヌ・ダーク』などの名作映画に出演しています。
ただ、どの映画も1940年代の作品なので、私の生まれる前です。それでも名前を知っているというのは、よほどの名女優だったんでしょうね。(1982年、67歳で没)
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