栄誉の殿堂入りのバラ(14)グラハム・トーマス(Graham Thomas)
2021-05-29


イギリスのロンドンに本拠地を置き世界37ヶ国のバラ会が加盟する、世界バラ会連合(World Federation of Rose Societies)が、3年に一度「世界バラ会議」という世界大会を開催しています。
1971年にニュージーランドで第1回大会が開催され、これまで第18回大会(デンマーク・コペンハーゲン)までが開催されています。
次回第19回大会は2022年10月にオーストラリアのアデレードで、20回大会は2025年5月に日本の福山市(広島県)で開催される予定です。
第19回大会は今年(2021年)10月に開催される予定でしたが、コロナ禍の為19回と20回の開催がそれぞれ延期されました。

世界バラ会議では、1976年の第3回大会(イギリス・オックスフォード)から、毎回1品種を「栄誉の殿堂入りのバラ」として選んでいます。(2006年の第14回大阪大会では2品種が選ばれました)
本ブログでは、「栄誉の殿堂」入りをしたバラを、第3回大会で最初の殿堂入りをした「ピース」から、順に紹介しています。
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今回は、第15回大会(2009年、カナダ・バンクーバー)で選ばれた、「グラハム・トーマス(Graham Thomas)」です。

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グラハム・トーマス(Graham Thomas) 作出年:1983年 作出国:イギリス(オースチン David Austin) 系統:シュラブ(S: Shrub)

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木立性とつるバラの中間に位置する、シュラブローズという系統の、イングリッシュローズを代表する薔薇です。
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中輪カップ咲きの花が、深みのあるピュア・イエローに輝きます。
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バラの栽培家でガーデンライターでもあったグラハム・トーマスは、この薔薇の作出者であるデビッド・オースチンのナーサリー(種苗場)に足繁く通い、励みになるようなアドバイスをたくさん与えました。
この薔薇は、師であるグラハム・トーマスの名を戴いたものです。
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さわやかで強いティー系の良い香りがします。
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