篠山紀信トークイベントに行ってきました
2021-06-20


写真家・篠山紀信さんのトークイベントに行ってきました。

これは、東京都写真美術館で開催されている写真展「新・晴れた日 篠山紀信」でのトークイベントです。
昨日6月19日(土)の14:00から15:30までの1回限りの開催です。


190席の会場なので、半分の95名定員ということです。これは、すぐに定員分が埋まってしまうでしょう。 なんてったって、「篠山紀信」です。

6月8日のお昼12:00から先着順で申し込みを受け付けるというので、ジャニーズのチケットを申し込むような態勢で、必死でキーボードをたたいて申し込みました。
(実際にはジャニーズのチケットはファンクラブに入っていないと購入できませんし、抽選です)
「結果はメールでお知らせします」ということで、16時過ぎにメールが届きました。
「受付番号 1 」。 ちょっと拍子抜けです。
会場は自由席で、13:30に受付番号順に入場すると書いてあります。1番はちょっと恥ずかしいけど、好きな席に座れるから、まっ、いいか。

当日、席は前2列が関係者席だったので、前から3番目の真ん中に座りました。一人分ずつ間隔を開けて席が用意されています。
参加者は年配の人が多いのかと思ったら、半分くらいが若い女性でした。


18日のブログ「新・晴れた日 篠山紀信」を書いている時に、ポスターやカタログ(図録)のデザインについてちょっと疑問がありました。
写真展のポスターやチラシなのに、イラストを使ったこのデザインは何?
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カタログを調べて、細谷巌さんのデザインだと分かりましたが、何故この「目」なんでしょう?
細谷巌さんは私の高校の16年先輩なので、名前くらいは知っていました。アートディレクター、グラフィックデザイナーで、現在はライトパブリシティの代表取締役会長です。
篠山紀信は日大芸術学部在学中にライトパブリシティに就職しています。


今回のトークショーでこのデザインの話が出てきて、疑問が解けました。

細谷巌は、篠山紀信の膨大な名作の中から写真を選んで使うなんて、篠山紀信の世界が狭まってしまうと思ったので、イラストにしたということです。
この目玉は篠山紀信の目玉で、目がギラギラしている。 そして、その目から放出しているのは涙。60年の写真家生活の中で篠山紀信が流した涙です。この涙は、不安な今の時代の人々の涙であり、細谷巌から篠山紀信への温かな思いがこもった涙。そして、篠山紀信が持つ孤独の涙。

ポスターやチラシの「目」の金色は、王者の金色。 一方、カタログは「晴れた日」にふさわしいような明るいピンクの表紙にしたということです。

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