東急百貨店本店の解体・再開発に伴い、2023年4月から長期休館に入ると言われている「Bunkamura」の「ザ・ミュージアム」で、『マン・レイと女性たち』という展覧会が開かれています。
東急百貨店のショーケースにも、マン・レイの作品が飾られていました。
マン・レイ(Man Ray, 本名:エマニュエル・ラドニツキー Emmanuel Radnitzky 1890年 - 1976年)は、アメリカ合衆国の画家、彫刻家、写真家で、ダダイストまたはシュルレアリストとして、多数のオブジェを制作したことでも知られています。
印画紙の上に直接物体を乗せて露光する「レイヨグラフ」を考案し、過度な露光により明暗が反転する化学作用を利用した「ソラリゼーション」など、さまざまな技法を駆使した作品を多数生みだしています。
一方でストレートなポートレート(特に同時代の芸術家のポートレート)も得意とし、ファッション写真の世界にも影響を与えたりと、多種多様な美術作品群を残している芸術家です。
マン・レイという名は、本名の Emmanuel Radnitzky から Man Ray ということです。
Man=人は発音上フランス語のマン(Main=手)にも通じ、Ray=光線又は視線を意味します。
鋭い視線で一人ひとりの個性と美しさを新たに発見し、作品に残し続けた姿勢に通じるものがあります。
マン・レイは、1915年頃にフランスの美術家マルセル・デュシャンと知り合い、1921年にパリへ渡ります。
1925年にマックス・エルンスト、パウル・クレー、アンドレ・マッソン、ジョアン・ミロ、パブロ・ピカソらと第1回シュルレアリスム展に参加し、友好を深めていきました。
1976年11月18日にパリで死去しています。
本展では、芸術家としての道を歩み始めたニューヨーク、シュルレアリストとして創作活動に打ち込んだパリ、戦禍を逃れ移住したハリウッド、そして再びパリへと拠点を移した彼の人生を4つの章、250点を超える作品で振り返ります。
パリで多くの女性たちと出会い、新しい作品を作り続けたマン・レイの作品展が開催されている渋谷の「Bunkamura」では今月、「
フランス月間2021」が開催されていて、館内にはパリの香りが漂います。
1階にある「ロビー・ラウンジ」で、マン・レイ展とコラボした料理をいただきました。
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