六本木ヒルズ・森美術館「Chim↑Pom展:ハッピースプリング」
2022-03-05


六本木ヒルズ森タワー53階にある森美術館で開催されている「Chim↑Pom展:ハッピースプリング」に行ってきました。
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Chim↑Pom」は、卯城竜太、エリイ、林靖高、水野俊紀、岡田将孝、稲岡求の6人で編成されるアーティスト集団(Artist Collective)です。
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核の問題を扱った《ヒロシマの空をピカッとさせる》(2009年)や《LEVEL7feat.『明日の神話』》(2011年)などで賛否両論 話題になったので、ご存じの方は多いと思います。

Chim↑Pomは、現代社会の事象や諸問題に対するメッセージ性の強い作品ながら、ユーモアや皮肉が感じられる作品を、世界各地の展覧会や自らが企画したプロジェクトで発表しています。
本展では、結成17周年を迎えるChim↑Pomの、初期から近年までの代表作と本展のための新作を一堂に展示しています。
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都市を舞台とした作品群が展示されている下部空間を覆い隠すように頭上に《道》が造られています。
本展の《道》は、会期中に行われるイベントやハプニングのプロジェクトスペースとして機能します。
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《ゴールド・エクスペリエンス》
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巨大なバルーンの立体作品です。鑑賞者は黒いビニールのゴミ袋を模した作品の内部に入り、飛び跳ねたりして楽しく遊ぶことができます。普段はゴミを捨てる側の人間が、この作品では袋の中に入れられたゴミそのものになってしまうという設定です。

《パビリオン》
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Chim↑Pomは広島市から大量の折り鶴を借用し、2013年の旧日本銀行広島支店での個展「広島!!!!!」の際に、膨大な量の折り鶴を高さ7メートルの山状に積み上げて本作を制作しました。
中に入って無数の折り鶴に囲まれるという体験をすることができます。

《ヒロシマの空をピカッとさせる》 (ビデオ映像)
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2008年10月21日、Chim↑Pomは広島市の原爆ドーム上空に飛行機雲で原爆の閃光を想起させる「ピカッ」という文字を描きました。
ゆっくりと消えていく飛行機雲の跡に戦争の記憶の風化を重ねながら、現代日本の平穏な日常風景と広島の街に残る消えない痛みとの間に広がる断絶を表現しようとしたものです。

《ノン・バーナブル》
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机の上に置いてあるのは、広島市から借りた折り鶴を四角い紙に折り戻したものです。

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