ピカソとその時代 ベルリン国立ベルクグリューン美術館展
2022-10-15


上野の国立西洋美術館で、「ピカソとその時代 ベルリン国立ベルクグリューン美術館展」が開催されています。
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ベルリン国立ベルクグリューン美術館は、ドイツ生まれの美術商ハインツ・ベルクグリューン(1914−2007年)が収集したコレクションの主要作品をドイツ政府が購入し、ベルリン国立美術館群ナショナルギャラリーに属する「ベルクグリューン美術館」としたものです。
ベルクグリューンが最も敬愛した同時代の4人の芸術家たち、パブロ・ピカソ、パウル・クレー、アンリ・マティス、アルベルト・ジャコメッティの作品に重点が置かれています。

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ベルクグリューン美術館の改修を機に実現した今回の展覧会は、この個性的で傑出したコレクションから精選した97点の作品に、日本の国立美術館の所蔵・寄託作品11点を加えた合計108点で構成されています。
ベルクグリューン美術館の設立後、館外でまとめてコレクションを紹介する展覧会は今回が初めてで、97点のうち76点が日本初公開という、見ごたえのある展覧会になっています。
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看板やチラシ、公式図録などに使われている、《緑色のマニキュアをつけたドラ・マール》です。
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パブロ・ピカソ 《緑色のマニキュアをつけたドラ・マール》 1936年 油彩、カンヴァス

こちらも、1936年から43年までピカソの恋人だった写真家ドラ・マールの肖像画です。
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パブロ・ピカソ 《女の肖像》 1940年 油彩、カンヴァスに貼った紙

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展示風景

1940年6月から1944年8月まで続いたナチス・ドイツによる占領下のパリで制作された、最も重要な大作の一つであり、ピカソの最も困難な時代を象徴する作品です。
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パブロ・ピカソ 《大きな横たわる裸婦》 1942年 油彩、カンヴァス

シレノスが、古代ローマの海神ネプトゥヌス(ギリシャ神話のポセイドン)とともに穏やかな海から現れた場面が描かれています。シレノスは、予言術や音楽に精通していますが、酒を飲むと歌い踊り、ヘラなどの女神やニンフを追い回します。
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パブロ・ピカソ 《踊るシレノス》 1933年 グアッシュ・墨、紙

アルベルト・ジャコメッティが戦後に繰り返し取り組んだ、細長く引き伸ばされた女性立像のヴァリエーションのひとつに位置付けられる作品です。

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