上野の国立西洋美術館で「パリ ポンピドゥーセンター キュビスム展 ― 美の革命 ピカソ、ブラックからドローネー、シャガールへ」が開催されています。
会場入り口にはイラストレーター
WALNUT さんが描いた大きなパネルが展示してあります。フォトスポットしてもかわいいですね。
チラシです。
20世紀初頭、パブロ・ピカソとジョルジュ・ブラックという2人の芸術家によって生み出されたキュビスムは、西洋美術の歴史にかつてないほど大きな変革をもたらしました。その名称は、1908年にブラックの風景画が「キューブ(立方体)」と評されたことに由来します。
キュビスム(仏: Cubisme; 英: Cubism)は、キュビズム、キュービズム、立体派などとも言われます。
フランスのジョルジュ・ポンピドゥー元大統領によって構想され、1977年に開館したポンピドゥーセンターは、パリの中心部にある複合文化施設です。中核を占める国立近代美術館・産業創造センターは世界屈指の近現代美術コレクションを誇り、キュビスムの優品を数多く収蔵しています。
本展では、ポンピドゥーセンターからキュビスムの重要作品が多数来日し、そのうち50点以上が日本初出品です。主要作家約40人による絵画を中心に、彫刻、素描、版画、映像、資料など約140点を通して、20世紀美術の真の出発点となったキュビスムの豊かな展開とダイナミズムを紹介しています。
【 1 キュビスム以前〓その源泉 】
19世紀後半から20世紀初頭、ポール・セザンヌ、ポール・ゴーガン、アンリ・ルソーは、キュビスムの誕生にあたって重要な役割を果たしました。
ポール・セザンヌ 《ポントワーズの橋と堰》 1881年 油彩 / カンヴァス 国立西洋美術館蔵
ポール・ゴーガン 《海辺に立つブルターニュの少女たち》 1889年 油彩 / カンヴァス 国立西洋美術館蔵(松方コレクション)
【 2 「プリミティヴィスム」 】
プリミティヴィスムとは直訳すれば原始主義です。原始的なものに対する関心、趣味、その研究、影響などを意味します。絵画や陶器にタヒチのモチーフを取り入れたゴーガン、アフリカ民芸から影響を受けたピカソが代表的なプリミティヴィスムの作家といわれています。
パブロ・ピカソ 《女性の胸像》 1907年6〓7月 油彩 / カンヴァス ポンピドゥーセンター/国立近代美術館・産業創造センター蔵
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