横浜市で3年おきに開催される現代アートの国際展覧会「横浜トリエンナーレ」。
2001年に第1回が開催され、今年は第8回になります。(第2回と第8回は1年遅れての開催になりました)
今回の全体テーマは 「野草:いま、ここで〓きてる」です。
メイン会場の横浜美術館の他に主要会場:として旧第一銀行横浜支店、BankART KAIKOがあてられ、横浜駅から山手地区におよぶ広いエリアの街中にも多くのアートプログラムが展開されます。
メイン会場の横浜美術館に行ってみました。
第8回横浜トリエンナーレは昨年12月から開催される予定でしたが、メイン会場である横浜美術館のリニューアル工事が遅れたため、今年3月15日からの開催となりました。
各国の若手現代アーティストの作品に加えて、浜口タカシや坂本龍一、勅使河原蒼風、岡本太郎など著名な芸術家の作品も展示されています。
報道写真家・浜口タカシ『東大紛争 70年安保へ』より
浜口タカシ 《安田講堂前に集まった8500人の武装学生》 1968年 ゼラチン・シルバー・プリント 横浜美術館蔵
いけばな草月流の創始者、勅使河原蒼風の作品です。
勅使河原蒼風 《不滅》 1967年 木、真鍮、鉛 一般財団法人草月会蔵
2006年に、ビデオアートの父と称される韓国のアーティスト、ナム・ジュン・パイクの追悼イベントに出演した坂本龍一は、ヴァイオリンを叩き壊し、パイクの行為のようにその残骸を引きずって歩くパフォーマンスを行いました。
坂本龍一が「ナム・ジュン・パイク追悼ライブfarewell, njp」(企画ワタリウム美術館)で使用したヴァイオリン
岡本太郎撮影の縄文土器です。岡本太郎は縄文時代の文化や生活に強い関心を寄せていました。
岡本太郎 《題不詳(縄文土器・富山県出土)》 1956年 ゼラチン・シルバー・プリント 川崎市岡本太郎美術館蔵
展示風景
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