10月18日は「世界オカピの日(World Okapi Day)」です。
この記念日は、オカピとその生息地を守る活動を行っているオカピ・コンサベーション・プロジェクト(
Okapi conservation project)という米国の団体が、一般にあまり知られていないオカピのことを多くの人に知ってもらい、オカピを保護するために何ができるのかを考える機会にしてもらうことを目的に制定しました。
「横浜市立金沢動物園(以後 金沢動物園)」にいる「キィァンガ(オス)」です。
1997年、「よこはま動物園ズーラシア(以後 ズーラシア)」に、そのオープンに先駆けて米国からオスとメスのペアのオカピが贈られました。 日本に初めて来たオカピで、メスの「レイラ」とオスの「キィァンガ」です。(レイラは2014年に死亡しています)
その後「キィァンガ」は金沢動物園に移りました。現在では28歳になり日本最高齢のオカピとして人気者になっています。飼育下での平均的な寿命は15年から20年といわれています。(日本にいたオカピの最高齢は24歳7ヶ月)
金沢動物園には以前「トト」という名のオカピ(レイラの孫)もいて、上野動物園に移ったのち上野で飼育されていましたが、昨年(2023年)7月に死亡しました。上野動物園では現在オカピは飼育されていません。
現在日本でオカピが飼育されている動物園は横浜市にある2園だけです。
ズーラシアの4頭と、金沢動物園の1頭(キィァンガ)です。
ズーラシアにはバカーリ(オス)、ホダーリ(オス)、ララ(メス)、ララの赤ちゃん(メス=今年7月誕生)と、4頭のオカピが飼育されています。
ズーラシアでは、10月14日(月・祝)まで赤ちゃんの愛称を募集しています(
こちら)。
オカピは、1901年にイギリスの探検家ハリー・ジョンストン卿によって公式に“発見”された、珍しい動物です。
哺乳綱、偶蹄目(又は鯨偶蹄目)、キリン科、オカピ属に分類される偶蹄類で、コンゴ民主共和国に生息しています。模様がシマウマに似ていますが、キリン科の動物です。雄(オス)には皮膚で覆われた2本の短い角があります。
熱帯雨林に生息しており、長い舌で木の葉をたぐり寄せて食べます。
金沢動物園では世界オカピの日を記念して、飼育担当者の特別ガイド、パネル展示、動画放映などのイベントを行っています(
こちら)。
横浜市立金沢動物園公式サイトは
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