夏ミカンの花が咲いていました
2021-05-17


小学生の頃、瀬戸内海の因島(いんのしま)という島に引っ越しました。
家の庭や裏山にはミカンの木が植えられていて、引っ越したのは春だったので周りに甘い香りが漂っていました。
島に着いて最初に思ったことが、「ああ、いい匂いがする」でした。

そんなことを思い出す香りが、どこからともなく漂ってきます。周りを見まわしてみると、白い花が咲いた木がありました。
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夏ミカンです。
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ナツミカン(夏蜜柑)は、学名を Citrus natsudaidai (シトラス・ナツダイダイ)といい、ナツダイダイ(夏橙)という柑橘類の別名ですが、ナツミカンが標準的な和名になってしまっています。
バラ亜網、ムクロジ目、ミカン科、ミカン属で、種はナツダイダイです。
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夏ミカンも普通のミカンと区別がつかないくらい同じような花を咲かせます。花が咲く時期も同じ頃です。
普通のミカンは冬に炬燵(コタツ)の中で食べるイメージが強いのですが、夏ミカンはその名の通り初夏に食べ頃をを迎えます。
花が咲くのが同じ時期なのに、なぜ普通のミカンと同じように冬に食べないの?
夏ミカンは他のミカン類と同じように晩秋には黄色く色付きますが、その時点では酸味が強すぎて食べられません。冬に収穫した後貯蔵して酸味を抜くか、翌年初夏まで木成りで完熟させる事で甘く美味しくなるといいます。
ということで、食べ頃が翌年の夏になるので「夏ミカン」なんですね。
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アオスジアゲハが花の蜜を吸いにやって来ました。
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今日もご覧いただき、ありがとうございました。
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