「スイス プチ・パレ美術館展 印象派からエコールド・パリへ」
2022-08-04


新宿区西新宿にあるSOMPO美術館で、「スイス プチ・パレ美術館展 印象派からエコールド・パリへ」が開催されています。
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超高層ビルは損保ジャパン本社ビルで、その右に独立した建物で美術館があります。

美術館入り口です。入口手前にはフィンセント・ファン・ゴッホ「ひまわり」の陶板作品が常時展示されています。
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1987年、当時の安田火災が、イギリス・ロンドンで行われたクリスティーズ主催のオークションで目玉として出品されたゴッホの「ひまわり」を約4千万ドル(当時の為替レートで約58億円)で落札しています。 ゴッホは生涯で7枚、花瓶に生けられたひまわりの絵を描いていますが、これは「ひまわり」として5番目の作品になります。現在日本で所有されているゴッホの「ひまわり」はこの1点のみです。
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本物の「ひまわり」は、館内に常設展示されていて、各企画展を鑑賞した最後に観ることができます。
防犯センサーの付いた前面ガラス張りの部屋に収められています。


「スイス プチ・パレ美術館展 印象派からエコールド・パリへ」では、スイス・ジュネーブにあるプチ・パレ美術館が収蔵する作品から、65点が来日しました。
それに加えて、関連するSOMPO美術館収蔵作品約10点も展示されています(展示替あり)。
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プチ・パレ美術館は、19世紀後半から20世紀前半のフランス近代絵画を中心とする豊富な美術作品を収蔵しています。(創設者の死後1998年から休館中)

19世紀後半から20世紀初頭のパリでは、印象派、新印象派、ナビ派、フォーヴィスム、キュビスム、エコール・ド・パリという新しい絵画の動向が次々と現れました。
本展では、サブタイトル「印象派からエコールド・パリへ」の通り、全体を6章に分け、それぞれの絵画動向の特徴を分かりやすく紹介しています。

第1章 印象派
第2章 新印象派
第3章 ナビ派とポン=タヴァン派
第4章 新印象派からフォーヴィスムまで
第5章 フォーヴィスムからキュビスムまで
第6章 ポスト印象派とエコール・ド・パリ

光と色彩を追求する印象派の画家が登場した後、画家たちは前の世代の絵画表現を学んだ上で、それとは異なる新しい表現の方向性を模索し、独自の表現に到達すると、次の世代が同様にまた新しい表現を模索しました。そして、次々と新しい絵画運動やグループが生まれていったのです。

印象派の画家は日本でも馴染みがありますが、それ以降の絵画運動の動きについては頭の中で整理されていない部分が多いと思います。

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