1974年に開催された「第1回印象派展」から記念すべき150年の節目となる2024年を来年に控え、展示作品が全て「モネ」という展覧会「モネ 連作の情景」が、上野の森美術館で2024年1月28日まで開催されています。
ちらしはA4両開きの6ページで、展覧会の概要や見どころなどを紹介しています。
代表作 《印象・日の出》(1872年)が印象派の名前の由来になり、印象派を代表するフランスの画家であるクロード・モネ(Claude Monet, 1840年11月14日 - 1926年12月5日)は、柔らかい色遣いと温かい光の表現を得意とし、その作品の数々は日本でも格段の人気を博しています。
その人気を証明するかのように、一般平日2,800円(休日3,000円)という高額な入場料でありながら、入館とショップへの入場を待つ人の長い列が館外の上野公園にまで延々と続いていました。
本展会場での展示品は全てクロード・モネによるもので、国内外40館以上から集められた作品63点が一堂に会しました。
展覧会は、
第1章 印象派以前のモネ
第2章 印象派の画家、モネ
第3章 テーマへの集中
第4章 連作の画家、モネ
第5章 「睡蓮」とジヴェルニーの庭
の5つの章で構成されています。
会場に入ると、晩年にモネが造営し「睡蓮」の連作の創造の場となった、「ジヴェルニーの庭(水の庭)」の睡蓮の池を歩くことができます。
歩くと水面に波紋が広がり、睡蓮の葉がゆらゆらと揺れます。
モネが同じ場所やテーマに注目し、異なる天候、異なる時間、異なる季節を通して一瞬の表情や風の動き、時の移り変わりをカンヴァスに写し取った「連作」は、巨匠モネの画業から切り離して語ることはできません。
本展では、モネの代名詞として日本でも広く親しまれている〈積みわら〉〈睡蓮〉などをモティーフとした「連作」に焦点を当てながら、時間や光とのたゆまぬ対話を続けた画家の生涯を辿っていきます。
モネは、1899年からはロンドンを訪れ、〈チャリング・クロス橋〉や〈ウォータールー橋〉などの連作を数年かけて描きました。
クロード・モネ 《ウォータールー橋、曇り》 1900年 油彩、カンヴァス 65.0×100.0cm ヒュー・レイン・ギャラリー 蔵
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