百段階段「清方の間」 ホテル雅叙園東京
2020-07-26


ホテル雅叙園東京にある「百段階段」は99段の階段が7つの部屋を繋いでいます。 下から「十畝の間」、「漁礁の間」、「草丘の間」、「静水の間」、「星光の間」、「清方の間」、「頂上の間」になります。 階段で結ばれた各部屋はそれぞれ趣向が異なり、各部屋の天井や欄間には、当時屈指の著名な画家達が創り上げた美の世界が描かれています。

百段階段」、「十畝の間(じっぽのま)」「漁礁の間(ぎょしょうのま)」「草丘の間(そうきゅうのま)」「静水の間(せいすいのま)」「星光の間(せいこうのま)」に続いて、今日は「清方の間」です。

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この部屋は、近代日本画の巨匠「鏑木清方(かぶらき きよかた)が手掛けた部屋です。
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床の間がある本間の欄干には、「四季美人図」が描かれています。
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床の間の上は歌舞伎の演目で春の花見が舞台となる「娘道成寺」、その左の欄間には「夏の蛍狩り」、更にその左には「秋の愁い」、その左には「雪しぐれ」と題し、雪の中を歩く美人が描かれています。美人図を得意とした鏑木清方の真骨頂ともいえる大作です。
床柱には北山杉天然出総丸太が使われています。
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控えの間には目黒に残る江戸の風情を題材にした絵が描かれ、清方の絵を通じて目黒の町の歴史と魅力を感じることが出来る空間となっています。
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この絵は左から、祐天寺の開祖・祐天上人が幼い頃、夢に不動明王が現れたという伝説から「祐天不動」。
中央には目黒に住んだ歌舞伎俳優・9代目市川団十郎。

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