イスラエル博物館所蔵 ピカソ ― ひらめきの原点 ―
2022-06-03


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東京都港区、汐留にあるパナソニック東京汐留ビル4階のパナソニック汐留美術館で、「イスラエル博物館所蔵 ピカソ ― ひらめきの原点 ―」が開催されています。
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イスラエルのエルサレムにあるイスラエル博物館は、グラフィック作品を中心として800点あまりのピカソ・コレクションを有しています。
本展では、同館所蔵のピカソの作品から精選した版画作品を中心に、油彩画、水彩画、素描、写真も織り交ぜ、約130点の作品・資料を通してピカソの「ひらめきの原点」を探ります。
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展示風景
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パブロ・ピカソ 《窓辺の女》 1952年 アクアチント 83.5×47.5cm イスラエル博物館蔵

本展は、
T 1900-1906年 初期 ― 青の時代とバラ色の時代
U 1910-1920年 分析的キュビスム、総合的キュビスム
V 1920-1936年 新古典主義、シュルレアリスム、〈ヴォラール連作〉
W 1937-1953年 戦時期 ―ドラ・マール、フランソワーズ・ジロー
X 1952-1970年 晩年 ― ジャクリーヌ・ロック、闘牛、バッカナリア、画家とモデル、〈347シリーズ〉
の5つの章で構成され、1900年頃から亡くなる3年前の1970年までの作品を年代順に展示し、青の時代、バラ色の時代を経て、キュビスム、新古典主義、さらにはシュルレアリスムへと向かう画風の変遷を追っています。
最後のコーナーでは、著名な写真家のマン・レイやブラッサイなどが撮影したピカソの写真も10点展示されています。

展示風景
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パブロ・ピカソ 《黒いスカーフのジャクリーヌ》 1959年 リトグラフ 66.0×50.5cm イスラエル博物館蔵

版画の技法については本展でも簡単な説明が掲示されていますが、アーティゾン美術館で開催されている「ピカソとミロの版画 〓教育普及企画〓」を観ておくと理解しやすいと思います。

展示風景
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図録は 縦297×横220 oのA4変型判で206ページあり、解説は控えめで作品の画像を中心に構成されています。(税込2,700円)
表紙の作品は、《顔〓マリー〓テレーズ〓》 1928年 リトグラフ です。
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