ホテル雅叙園東京(旧:目黒雅叙園)で「初春の文化財見学 百段階段の百の縁起もの」というイベントが開催されています。
今回の企画では、250枚の日本画と建築意匠に囲まれた百段階段の絢爛豪華な装飾の中から、健康や長寿、富貴といった縁起もの(吉祥)に関わる意味や願いを込めて制作されたものを100点選び出して紹介しています。
とアップして来たので、今日は慶事・吉祥のシンボル「松竹梅」に関わる美術品をアップします。
「松竹梅」は日本では祝い事の席で謡われたり、引出物などの意匠にも使われてきました。中国の文人場で好まれる「歳寒三友」が日本に伝わったものです。
「漁礁の間」にある柱、樹齢約300年、直径約60pの巨木に深く掘り込まれた尾竹竹破(おたけちくは)原画、盛鳳嶺(さかりほうれい)彫刻による「漁礁問答」という彫刻作品の一部です。
「松」は、風雪や厳寒に耐えて緑を保ち大木になることから長寿の象徴とされています。
同じく、尾竹竹破(おたけちくは)原画、盛鳳嶺(さかりほうれい)彫刻による木彫りの天井画です。
廊下の窓の隅板(格子組を補強するために四隅に付ける力板)にも松が描かれています。
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